アイペロ 第3話その3について

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ポテイダイアとカルキディケ半島の反乱勃発。
まこちん戦場へ。
 
 
カルキディケ・ボッティケ:
ややこしいんですが、本編ではカルキディケ半島の西部をボッティケと呼び、それ以外の地域はカルキディケと呼びます。
さらにいうと、「カルキディケ」というのは「カルキス人」という意味で、エウボイア島にあるカルキスというポリスから植民してきた人たちの総称です。
つまり、当時「カルキディケ」は本当は地名じゃく、そこに住んでいた人の呼び名、ということです。
(現代ではギリシアの地名として定着しています)

将軍ハグノン:
アテナイのトラキア植民都市アンピポリスの創設者です。ポテイダイア紛争にかかわっていたという記録はありませんが、この時期に将軍をやっていた可能性は非常に高いし、やはり現地をよく知る将軍ということで登場。

自分のポリスを捨てオリュントスへ:
対抗できない強力な敵が来た時に、ギリシア人はしばしば都市としてのポリスを捨てました。一番有名な例はサラミス海戦直前のアテナイなど。
城壁と呼べるほどたいそうなものを持っていないポリスも多かったようなので、ある意味合理的。

オリュントス:
カルキディケの主要都市として有名です。アクロポリス跡や、区画整理された町並みの遺構が確認されています。

ソクラテス出征:
ソクラテスは少なくとも、3回は戦場に出ています。
本編では、以前にも兵役の経験があるということにしました。

エペーボイ:
動画にあるとおり、18~20歳のアテナイ人に課された、正式な市民になる前の事前軍事訓練生といったところ。しかし、現役兵が出払っている時に砦やアテナイ市壁を守る戦力としても数えられていました。

兵役:
ソクラテスは「農民」階級です。この階級は、重装歩兵としてポリスの召集に応じ、従軍する義務がありました。一応ポリスから給料は出ます。詳細はまた別途。

ソクラテスの寝床にアルキビアデス:
プラトンの「饗宴」にあるエピソード。おまえはいい加減にしろ。

ピュドナからポテイダイアまでの進路:
地図ではそのままカルキディケ半島に向かっていますが、「戦史」によると「ベロイアというポリスに向かい、その後(カルキディケのポリスである)ストレプサを攻撃した」とあります。
しかしベロイアはマケドニアの内陸(つまりポテイダイアと正反対の方角)にあるので、この記述はちょっとおかしいです。間違いか、別のポリスを表しているという説もあるようです。

ペルディッカス裏切る:
「戦史」を見ると、この人はこんなことばっかりやってます。

トゥキュディデスの家系:
本編でのトゥキュディデスのひいおじいちゃんミルティアデスは、トラキア人の王オロロスの娘を妻としていますので、彼にはトラキアの王族の地が流れています。
(トゥキュディデスのお父さんもオロロスという名前なので、史実としてもトラキア王族の血を受け継ぎ、ミルティアデスのひ孫あたりなのは、かなり固いところです)

アテナイ現役兵:
アテナイの兵役期間は、訓練期間が終わる20歳から50歳まで。その後60歳までは予備役になります。現在の基準だとちょっと信じがたいことです。しかし、ソクラテス最後の従軍は47歳ごろのことです。ギリシア人が体を鍛えるのが好きだったのは、現役兵士である期間が長いという理由もあるんでしょう。

ヘイロタイ:
ラケダイモン(スパルタ)のネックです。スパルタの先祖は外来人(ドリス人)であり、ヘイロタイはラケダイモン領メッセニアとラコニアに住んでいた先住ギリシア人ですので、常に反乱の危険がありました。
ギリシアのポリスの中でも珍しいこの制度については、また別途解説したいと思います。

今紀元前何年?:
本編中では紀元前432年ですが、アステロペテスがあまり詳しく説明しなかったんでしょう。

マコマコリン後援会:
とうとうメンバー200人を突破した模様。
実際、金持ちのボンボンが美少年にいれあげて取り巻きのようになったり、他の恋人候補と争うのは、よくある話だったようです。
(アルキビアデスはリアルでそんな感じです)

裸を嫌がって運動場に出ない:
ギリシアでは、運動は基本的に素っ裸で行ったようです(おそらく、ある時期から裸を義務付けたオリンピア競技祭の影響だと思います)。
競技前、わざわざ男根に革紐を巻いて先端を守る情景が壺絵になっていたりします。

男を一撃で倒す:
パンチはレスリングでは反則ですので、コメントどおり真のはパンクラチオン(殴る、蹴る、関節技もOKなギリシアの格闘技)かボクシング(パンチの場合のみ)になりますな。
 
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