アイペロ 第5話その3について

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開戦直前、ペリクレスの演説。
千早・やよい・美希・亜美・真美の様子。

 
ペリクレスの演説:
ペリクレスは幾度も「ペロポネソス同盟に妥協はしないこと」「アテナイ市壁に立てこもる代わりに海軍でペロポネソス半島を攻撃すること」を市民に訴えています。
いざとなるとアテナイ市民は持久戦をかなり躊躇していたようなので、ペリクレスは、そんな市民を励まし、説得するために、演説を繰り返し行ったのだと思います。

家財から戸板まで:
アテナイでは木材はかなり貴重でした。アテナイのあるギリシア南部は、このころすでに材木にできる樹木がほとんど生えていませんでした。そのため、家具などはもちろん、家の扉すら貴重品でした。


ペロポネソス同盟は自作農:
このころのギリシア自由人の多くは、小規模な農園を持つ農民でした。実はそれは、アテナイも同じです。違いと言えば、アテナイは食料を自国の農産物にあまり依存していなかったことでしょうか。
このころのギリシアでは、5月末には小麦の、9月ごろにはブドウやオリーブの収穫がありました。そのため、重装歩兵たちは長期の遠征を嫌いました。大軍をいつまでも動員するのは難しかったはずです。

アテナイの年収:
実は、はっきりとは分かっていません。総収入と総支出を報告した資料や碑文が残っていないからです。研究者によって400~600タラントンと差があるので、ここでは単純にその間を採って500タラントンとしました。

アテナイの国庫備蓄:
一時期9700タラントンに達しましたが、その後パルテノン神殿造営(2000タラントン)他の公共事業、前年から続くポテイダイアの包囲(この時点では1000タラントンくらい?)で減少しています。
この国庫備蓄ですが、デロス同盟の資金が流用されていたかどうかには研究者の間で議論があるようです。

アテナ神像の黄金:
パルテノン神殿の本尊であるアテナ・パルテノスの衣は金の板をかぶせられていました。この板は神像の作者ペイディアスの工夫によって、国家の危機の際に利用できるよう取り外しが可能だったと伝えられます。

陸軍戦力:
アテナイというと海軍の強力さが際立ちますが、実は陸軍においても当時のギリシアでは最大の規模を誇っていました。ラケダイモンでさえ、この時期の現役総兵力は6000~10000程度(スパルタ正規市民以外も動員した場合)であったと考えられています。

海軍戦力:
正直、いつ見ても信じられない数です。コメントで第一次ポエニ戦争の時のローマ・カルタゴ海軍と比較されている方がいますが、この時代の船は三段櫂船よりも大型の五段櫂船が主流でしたので単純に比較は難しいのですが、それでも一ポリスとしては過大な戦力だと思います。もちろん、デロス同盟の資金力あってのことではあるのですが。

15年前の戦争:
後世の研究者から「第一次ペロポネソス戦争」と呼ばれる戦争では、結局アッティカはほとんど戦場になりませんでした。その当時ペロポネソス軍を率いたラケダイモン王プレイストアナクスが侵攻途中で引き返したからです。ただしプレイストアナクスはその後、賄賂を得て退却したという罪で莫大な罰金刑を科され、一度追放されるという目に会っています。

アルキダモスがオイノエを包囲した理由:
前回の解説にも書きましたが、彼がオイノエを包囲した理由はよくわかっていません。オイノエからボイオティアに抜けるルートは山道なので、食糧補給にそれほど役にたったとも思えません。やはり何らかの時間稼ぎをしようとしていたのではないでしょうか。

三段櫂船奉仕:
前にも書いたと思いますが、富裕者に義務付けられた、三段櫂船の船体維持のための制度です。一応船に同乗もしたようなのですが、普通は船長が別にいた模様。でもデモステネスなら自分で船の指揮もしてしまう気がする。

船が帰ってくるのが早い:
一番安定して航海できる季節は5月末~9月半ばと考えられていました。ただし、ベテラン船員であれば3月初め~11月上旬までは航海できたようです。それ以外の時期はどこかの港で船を陸揚げし、メンテナンスを施す時期にするのが普通でした。

敵の船につかまったらただじゃ済まない:
当時は国際法などありませんから、敵国につかまった船員は最悪処刑される可能性もありました。そうでなくても、奴隷として売り飛ばされるくらいのことは覚悟する必要があったでしょう。

分で体を動かすのを嫌がる:
古代ギリシアでは、「肉体労働や単純労働は奴隷のすること」と考える人たちがいました。その代わりに、国政や軍事に専念し、ポリスに貢献するべきだというのです。ただ、下層階級はそうも言っていられませんので、アテナイの、特にペイライエウスのような下町の住民は普通に自分で働いていました。当時の喜劇にはそういう市民も多数描写されています。

双子だから女神一人分:
ありがちな設定ですよね、北斗と南的な感じで。でも途中でひとりになったりはしないです。



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