アイペロ 第5話その4について

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開戦時の両勢力のまとめ。ペロポネソス軍アッティカ侵入。

戻ってくるまでにえらい時間がかかりました。
まぁいろいろとありましたが、それを語ってもちかたないので、普通に解説をば。

 
 
ペロポネソス同盟諸国:
いうまでもなくその筆頭はラケダイモンですが、その他にもエリス、コリントスなどの一地方を勢力圏とする強国が参加しています。特にコリントスはペロポネソス同盟の中で最も商業的に栄えたポリスで、資金力の乏しい同盟諸国を金銭面で支えていたと言われています。

アルゴス:
ドーリス系の強力なポリスで、一時期はペロポネソス半島東部沿岸のほとんどを領有するほどの強国でした。ラケダイモンとは常に領土問題を抱えており犬猿の仲でしたが、本編中では休戦条約を守っておとなしくしています。

アカイア:
この地方は独自の方言(どちらかといえばドーリス系に近い)を話す人々が住んでいました。彼らはペロポネソス戦争中盤まではどちらの陣営にもつかず、静観を続けていました。

メガラ:
イストモス地峡の北半分を領有していました。首都メガラ市はアテナイと同じくサロニカ湾に面しており、なかなか大きな町だったようです。その他に、クリ―サ湾(イストモス地峡の西側)にも港を持っています。
この国への経済制裁が戦争の発端の一つになったのは本編にもあるとおり。

ボイオティア:
「連邦制云々」というのは以前も説明しましたが、ボイオティアをいくつかの管区に分け、それぞれの地域から代表者が選出されて全体としての政策を決定していた模様です。もちろん主要都市テバイの発言力は非常に強く、常に指導的な立場にありました。

レウカス・ケパレニア:
ペロポネソス半島西部海域の、貴重なペロポネソス同盟国。ラケダイモンの脇腹とも言えるメッセニア沿岸の制海権にも影響を及ぼす、重要な拠点。
……だったはずなのですが。

アンブラキア:
ギリシア中西部の代表的ポリス。
このあたり一帯はいわゆる異民族の勢力範囲であり、彼らは常にさまざまな民族と敵対・同盟を繰り返していました。後にこの地はアテナイとペロポネソス同盟の勢力争いに巻き込まれていくことになります。

マケドニア王国:
国土は十分に広いのですが、この時代はまだ地方の部族が完全に臣従しておらず、国としてのまとまりもまだあまり取れていなかったようです。

500隻の大艦隊計画:
はっきりいって無謀以外の何物でもありません。ラケダイモンはさして深く考えていなかったと思われますが、命じられた諸国もさして聞く耳を持たなかったんじゃないでしょうか。

デロス同盟諸国:
トラキアからケルソネソスまでの地域は、黒海北部の穀倉地帯とアテナイを結ぶ海路を形成しています。
小アジア沿岸とエーゲ海の島々は豊かな商品作物や大理石、豊富な海産資源で独自に栄えており、そこから上がるアテナイへの貢納金はギリシアのポリスとしては莫大な額に上りました。

テラ島とメロス島:
どちらもドーリス系のポリスでした。動画の地図だと小さな島のようですが、実際はどちらもそこそこ大きな島であり、結構栄えていたようです。

テッサリア:
このあたりは平原が広がり、ギリシアの中でも平坦な土地でした。動画にもあるとおり古くからの豪族たちが未だに勢力を保っており、南部のギリシア諸国からは野蛮な土地と思われていたようです。
一応アテナイ方なのですが、ペロポネソス戦争ではほとんど活躍しません。

ザキュントス:
ザキュントスは以前からアテナイの同盟国、ケルキュラが同盟国となる前には西への航路の貴重な中継基地でした。ずっと後にヴェネツィア領となった後もこの点では変わりませんでした。

アカルナニア:
この地方の住民も一応ドーリス系だったようですが、やはり異民族との交流が多く、かなり言語に影響があった模様です。彼らは常にアンブラキアと敵対し、そのためアテナイと同盟を結んでいました。

ナウパクトス:
ペロポネソス勢の重要な海軍基地でもあるコリントスを抑える位置にある、最重要拠点の一つです。
元はアテナイが原住民から奪い取ったのを、ラケダイモンで反乱を起こし国外に逃れた農奴たちに与えたのが始まりです。

トラキア人:
ヘロドトスに「最強の民族」と呼ばれた彼らは独自の文化を保っていました。この当時は金を産出していたこともあり、かなり豊かな地域でもあったようです。

ペルシア:
まぁなんというか、ギリシアとはスケールが違いますね。
ただ、このころは小アジア沿岸のギリシア都市に無理に手を出すことはなく、できるだけギリシア人同士の争いに介入して支配権を拡大する方針に転換していました。

ペロポネソス連合軍兵力:
「戦史」には具体的な兵力が出てきませんが、少なくとも2万以上の重装歩兵が参加していたと考えられています。
軽装歩兵や従者を入れれば、当時としてはかなりの大軍だったはずです。

籠城中の市民:
アテナイ市民にとって、目の前で自分たちの土地を荒らされるのは屈辱以外の何物でもありませんでした。
「戦史」には、血気にはやる若者たちの様子や、さまざまな「前兆」に少しでも今後の動向を見取ろうとする、うろたえた市民の様子が描かれています。
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