アイペロ 第5話その6の1について

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律子、カルキディケの様子を真に取材。ペリクレス家の親子の確執。

なんかいろいろあってえらく時間がかかりました。
動画制作に手をつけられるようになってからも二か月ほどかかってるし。
まぁ、ちょっとカンを取り戻せたので、よかったよかった……。


 

カルキディケ同盟:
「カルキディケ」とは本来「カルキスの」という意味だというのは、以前別の回の解説でも書いたような気がしますが、彼らはアッティカの北の海に横たわるエウボイアの有力ポリス、カルキスが作った植民都市がおもな構成員となっています。
彼らはこののちも強固にアテナイに抵抗を続けていきます。

オリュントス:
この動画を作るときにグーグルアースやOpenstreetmap等で周囲の地形を確認しましたが、動画にある通りなかなか守りやすそうな町です。川の流れは夏には干上がっていそうにも思いますが、それでも空濠としての役目は果たしたのではないかと思います。

ポテイダイア包囲:
実は、ギリシア人同士の攻城戦としては異例なほど徹底しています。特に、海に面した町を包囲するのは非常に困難でした(船の運用にとても金がかかるので)。おかげでアテナイは、この町の陥落までに多大な出費を強いられることとなります。

やる気のないペルディッカス:
この時代のマケドニアは後の時代と比べてはるかに国力に劣っていましたが、それでももう少し兵力を回すことは不可能ではなかったはずです。やる気のなさみえみえですなぁ。

書記板:
大体は木枠の中に蝋を引き、鉄筆で字を書き込んでいました。現代の手帳サイズのものもあり、2-4面くらいを紐でつづり合わせたものもあったようです。

トゥキュディデスの結婚:
当たり前のように、「戦史」には自分の結婚のことなど一切描かれていません。でもまあ、当時の常識からいって、これくらいの時期に結婚したのはそう間違っていないかと。

結婚適齢期:
この結婚適齢期、実は古代どころか近世(地域によっては現代でも!)に至るまで似たり寄ったりです。
古代ギリシア人は、いろいろな著作で女性を馬鹿にしていますが、まあ15歳と30歳じゃあ知識も人生経験も違いますわな。

男の居住区:
アテナイの屋敷では、女と男の住む部屋は明確に区別されていました。ある発掘例では、双方の部屋を行き来するための扉が全くなく、男が女の居住区に行くためには、家を一度出なければならなかっただろうと考えられているほどです。
まぁ、ペリクレスの場合、奥さんにキスしてから出勤するほどの愛妻家だったので、そんなことはなかったんじゃないかと思います。

ダメ息子クサンティッポス:
彼がペリクレスの名を使って借金し裁判沙汰になったことや、ペリクレスの女性に関する(しかも自分の妻との!)うわさを流したことは、プルタルコスが伝えています。ほんと、どんだけ仲が悪かったのか……。

アスパシアの姦通罪裁判:
これもプルタルコスが伝えています。内容は不明ですが、無事に無罪になったので、おそらく言いがかりに近かったのでしょう。ペリクレスが「涙ながらに無罪を訴えた」というのもプルタルコスが伝えていますが、たぶん大げさな巷のうわさだったんでしょう。

アスパシアを妻としたこと:
純血主義のアテナイにおいては、はっきり言って醜聞の種以外の何物でもありません。しかも純血主義はペリクレスが率先して進めていたことなので、なおさらです(両親がアテナイ人でないと市民になれないという法律を厳格化したのもペリクレス)。
でも、そこまでしてもアスパシアを妻としたのは、やはり彼女に捨てがたい魅力を感じていたのでしょう。

葬送演説の草稿:
この次の回で出てくる有名な葬送演説の草稿については、アスパシアが助言(あるいは代筆)したのではないかという言い伝えもあります。私はさすがにそれはないと思いますが。
彼がこの演説にこのような思いで臨んだ、というのは私のまったくの想像です。でもこのほうがロマンがあって面白いじゃない。
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